ガンプラの製作手順

HGUC MS-06 ZAKUII 量産型ザクの改造・加工の工程を全て紹介

HGUC ザクIIの改造工程を徹底解説!
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RGザクIIを組んでみようかなと思い、ヨドバシカメラに行ったのですが、そのRGのすぐ近くに置いてあったHGUCザクIIを見て「あれ?HGUCのザクってちょろっと弄ったら結構かっちょよくなるんじゃないの?」などと思いついてしまい、気づけばHGUCを買って帰っていたのです。

本当はお気軽モデリングでスジボリもディテールも入れずに2,3日で仕上げる予定だったのですが、、、結構弄ってしまったのを覚えています(これを作ったのは5,6年前なのです)。

以下改修記事をつらつらと書いてますのでよろしければお付き合いください。

HGUC 量産型ザクの改修内容

 パチ組みの状態



こちらがHGUCザクIIの改修前状態、普通に組み立てたいわゆる「パチ組み」というやつです。

どうでしょうか?

RGザクやHGオリジン ザクのプロポーションとは別物ですが、これはこれで味があっていいですね。

このまま合わせ目処理をして完成させてもよさそうなのですが、今回は改修イメージができあがっていたのでそれを目指して各部を弄っていきます。

プロポーション変更箇所

こちらは関節のタイミングを弄ったところです。

肩関節のパーツを2mmほど上へ移動させ、肘関節を1mm近く短縮しています。

股関節を2mm前へ、2mm下へ移動、足首の関節パーツを2mm延長、首を0.5mm短縮させた状態です。

ほかは頭部のモノアイスリットの幅を1mmほど短縮させ、中のモノアイパーツを後ハメできるように頭部の底をくり抜いています。

頭頂部の丸みも削り込みによって変更しています。頭頂部(頂点)の位置がすこし後ろになるようにしつつ前に行くほど薄くなるように削っています。

首の短縮はポリキャップをカットすると強度が落ちるのでボディパーツのポリキャップの受けの下側を0.5mm削っています。

そのままだとポリキャップがスカスカになるので受けの上側に0.5mmプラ板をかませています。

肩も股関節部分も足首もそうなんですが、軸をカットするだけだと強度が激しく落ちてしまうので基部ごとカットしたりしてできるだけ強度を損なわないようにしています。

これだけでプロポーションは十分だと思ったのですが、必要以上に弄って泥沼化する悪い癖が(笑)

あとは握りこぶしをコトブキヤの丸指ハンドAにしています。

このハンドパーツ最近はあまり売っていないのですが、ザク系にはとてもおすすめです。再販がかかった時に買いだめしておくことを強くオススメします!

バンダイのものと違って少しパーツ同士の合いが悪いこともありますがそこはご愛嬌ということで(笑)

あとハメ箇所、スパイクショルダーの位置変更

量産型ザク腕部改修内容
前腕の後ハメ加工と手首部分を0.5mm延長。肘関節の下部がスペースがあいていてスカスカしているので1mm延長。

文章にすると簡単なのですが、切り取るのが地味に面倒だった記憶が。

1回目の肘関節の短縮により、肘を曲げた時に上腕と肘付近の外装が接触してしまうので上腕下部をラウンドさせるように削りこみ。

この削りこみは径に合うような当て木を見つけてそれに紙やすりを両面テープで貼り付けて削りました。

あと、スパイクショルダーの取り付け方法を変更しています。キットのままだとポリキャップが目立つので、ごっそりカット。イエローサブマリンの関節技の小さいものに変更しました。

正面から見た時に肩の斜め右上に生えているスパイクの裏側の穴に関節技の軸受けを瞬間接着剤で固定して、肩の方はそれに合わせて軸を埋め込んでいます(ややこしいので画像があれば良かったのですが撮ってなかったです)。

量産型ザク頭部改修内容
頭部のパイプ基部(ザクの口のすぐ上のところです)を一旦大きく削り、プラパイプとコトブキヤの丸ノズルS(多分)を使って作り変えています。

丸棒ヤスリでゴリゴリ削ってタミヤのエポキシパテ(速乾)を埋め込んで、パイプ基部を埋め、パテが硬化後にパイプ基部のみ引き抜いて面処理しました。

パイプ基部にメンタムやシリコンバリアーをして食いつかないように注意です。

量産型ザク脚部改修内容
脚部はスネのアウトラインを変更しています。

膝のパーツがスネに埋もれて(フレームっぽく)見えるようにプラ板で膝周りを囲んでいます。スネ下部(足首周辺)の裾もプラ板を貼っています。

これは延長加工をせず足を長く見せるのに効果的だと思うのでオススメです。

足の甲のパーツを切り撮って可動式にしています。ここの可動部分も関節技のちいさいものを埋め込んでいます。

太ももの延長、すねパーツの形状変更

太もも部分で2mm延長、すねパーツの前面に0.5mmプラ板を貼り付けてボリュームを持たせています。

あとは細かいディテールアップパーツの埋め込みやスジボリ等によるディテール追加です。

膝裏の関節部分も一旦削り取りプラ板やディテールアップパーツででっち上げています(この画像は塗装中のものですが…)。

この辺りのディテールは今見るとよくわからない構造なのでもうちょっとやりようがあったなと後悔していますが。。

まとめ

改修内容はだいたい上記の通りだったと思いますが、直前でパイプ類はすべてコトブキヤのモビルパイプとスプリングに置き換えています。

これが地味に、本当にじみ〜に時間がかかっています。コトブキヤのモビルパイプのヤスリがけもそうなんですが、スプリングの外径とモビルパイプの内径がほぼ同じなので内側も削らなければならないという苦行が待っていました(笑)

以上でHGUC ZAKUII製作記は終わりですが、そんな苦行の末にようやく完成させたHGUCザクIIの完成画像、改修詳細ページも是非合わせてみてもらえると嬉しいです。

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プラバン
制作スピードが恐ろしく遅いのが特徴。量産型モビルスーツが好き。左利き。制作依頼はお受けしておりません。